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人事データの名寄せとは?同一人物を正しく判定・統合する手順と注意点

人事データの名寄せとは?同一人物を正しく判定・統合する手順と注意点

人事データの名寄せとは、複数のシステムや台帳にある情報を照合し、同一人物のレコードを特定して対応付ける作業です。氏名が一致するだけで統合すると、同姓同名の社員を誤ってまとめたり、兼務・異動・再雇用の履歴を失ったりするおそれがあります。

人事データを正しく名寄せするには、社員IDなどの識別子を軸に複数の項目を照合し、自動的に判定できるデータと人による確認が必要なデータを分けることが大切です。本記事では、照合キーの決め方から候補抽出、判定、統合、検証までを、人事データ特有の注意点とともに解説します。

人事データの名寄せとは、同一人物のレコードを特定・対応付ける作業

名寄せとは、複数のデータに含まれるレコードを照合し、同じ対象を表すものを特定して対応付ける作業です。

人事領域では、次のような場面で名寄せが必要になります。

  • 人事、勤怠、給与、評価などのシステムからデータを集める
  • 部門ごとに管理されていた従業員名簿を統合する
  • 人事管理システムを導入・変更するため、既存データを移行する
  • グループ会社の人事データを横断的に集計する
  • 再雇用や転籍によって複数の社員IDを持つ人を追跡する

例えば、人事システムの「社員ID:00125」と、勤怠システムの「社員番号:125」が同じ人を指す場合、両方のIDを対応付ける必要があります。一方、氏名が同じでも別人であれば、レコードを統合してはいけません。

名寄せの目的は、単に行数を減らすことではありません。同一人物に関する情報を正しく関連付け、必要な履歴を保ったまま集計や管理に使える状態にすることです。

データクレンジング・標準化・重複削除との違い

名寄せと混同しやすい作業に、データクレンジング、標準化、重複削除があります。

作業主な目的人事データでの例
名寄せ同一人物のレコードを特定・対応付ける異なる社員IDが同じ人を指すことを確認する
クレンジング誤記、表記揺れ、欠損、不整合などを整える部署名の表記揺れや未入力項目を修正する
標準化項目の意味、形式、コード、更新ルールを揃える社員番号の桁数や日付形式を統一する
重複削除同じ事実を二重に登録した行を取り除く同一の従業員基本情報が重複登録された行を削除する

名寄せの前には、比較できるように氏名や社員IDの形式を整えるクレンジングや標準化が必要です。ただし、表記を揃えただけでは同一人物と断定できません。照合した結果、同じ人物だと確認できてから、対応付けや統合方法を決めます。

表記揺れ、欠損、異常値なども含めてデータ全体を整える場合は、人事データのクレンジングの進め方も確認してください。

人事データでは「同じ人」と「同じ行」を分けて考える

人事データでは、同じ社員が複数行に存在していても、必ずしも重複とは限りません。1人の社員に複数の所属、雇用期間、評価記録などが存在するためです。

名寄せを始める前に、少なくとも次の3点を分けて考えます。

  1. 複数のレコードが同じ人物を表しているか
  2. 各レコードが同じ事実を二重に登録したものか
  3. 人物は同じでも、別の履歴として残す必要があるか

同一人物だと分かっても、すべての行を1行にまとめるとは限りません。例えば、過去の所属と現在の所属は、同じ人にひも付く別の履歴として残す必要があります。

重複ではない複数行の例

次のようなデータは、内容を確認せずに削除すると必要な履歴を失う可能性があります。

複数行になる理由確認する項目基本的な扱い
兼務主務・兼務区分、所属先、適用期間同時点の複数所属として保持する
人事異動異動前後の所属、発令日、適用期間所属履歴として保持する
再雇用退職日、再入社日、社員ID、雇用契約人物を対応付け、雇用記録は分けて保持する
出向・転籍所属会社、在籍区分、開始・終了日社内ルールに基づき会社・雇用単位で保持する
人事評価評価年度、制度、評価回評価履歴として保持する
資格・研修資格や研修の種類、取得・受講日1人に複数件ある明細として保持する

この区別には、「データの1行が何を表すか」という定義が欠かせません。従業員マスターであれば1人につき1行でも、所属履歴では1回の異動につき1行、評価データでは1回の評価につき1行になることがあります。

名寄せ前に利用目的・対象・正本を決める

名寄せ作業は、重複候補を探す前の準備によって精度が変わります。最初に、何のために、どの範囲のデータを名寄せするのかを決めましょう。

決める項目確認内容の例
利用目的人事システムへの移行、在籍者数の集計、評価情報との連携
対象範囲対象会社、雇用区分、在籍者・退職者、対象期間
基準日いつの時点の情報を照合するか
1行の単位人物、雇用記録、所属履歴、評価1回など
正本項目ごとに正しい情報として参照するシステムや記録
作業責任候補抽出、内容確認、統合承認を誰が担当するか
完了条件未解決候補、件数差異、連携テストをどこまで確認するか

複数のデータで値が異なる場合に備え、項目ごとに正本を決めます。例えば、所属は発令記録、住所は承認済みの変更申請、雇用区分は雇用契約に基づいて確認するといったルールです。更新日時が新しいという理由だけで、内容が正しいとは判断できません。

また、修正前の原本を保存し、作業はコピーしたデータで行います。作業用ファイルにも個人情報が含まれるため、閲覧・編集できる人、保管場所、保管期間を決めてください。

個人情報取扱事業者には、個人情報保護法第23条に基づき、取り扱う個人データについて必要かつ適切な安全管理措置を講じる義務があります。具体的な内容は、個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」で確認できます。

正本、名寄せの承認者、作業ファイルを閲覧できる人などの管理方針は、HRデータガバナンスとは?人事データの管理ルールと始め方も参考にしてください。

照合キーは社員IDを軸に複数項目で設計する

照合キーとは、複数のレコードが同一人物を表しているか確認するために使う項目です。人事データでは、管理された社員IDを軸に、必要に応じて会社コードや入社日などを組み合わせます。

照合項目特徴主な注意点
社員ID・社員番号社内で個人を識別しやすい会社間重複、再利用、再雇用時の変更を確認する
会社コード+社員IDグループ会社間の番号重複を区別できる転籍時に会社コードが変わる
氏名多くのデータに存在する同姓同名、改姓、旧字体、空白などがある
生年月日同姓同名の絞り込みに使える入力誤りや未登録に注意する
入社日・退職日雇用記録の照合に役立つグループ入社日と会社入社日を区別する
社用メールアドレス在籍中の補助的な照合に使える異動、再雇用、退職後の再利用に注意する
所属・役職候補の確認材料になる異動によって変化するため主キーには向かない

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の資料でも、複数の情報源から同じデータが送られてきた場合は、IDで名寄せし、データの最新性や登録の正当性を確認する考え方が示されています。参考:IPA「レッスン2-3 データを扱う」

ただし、社員IDがあれば無条件に統合できるわけではありません。次の点を確認します。

  • 社員IDは会社内とグループ全体のどちらで一意か
  • 退職後に同じ番号を別の社員へ付けることがあるか
  • 再雇用時に同じ番号を使うか、新しい番号を発行するか
  • システムごとに番号の桁数や先頭ゼロが異ならないか
  • 人物を識別する番号と、雇用記録を識別する番号が分かれているか

社員番号や会社コードの定義を揃える方法は、人事データの標準化の進め方|項目定義・変換ルール・チェック例で詳しく解説しています。

氏名だけで自動統合しない

氏名は重要な照合項目ですが、氏名だけで同一人物と判定するのは避けましょう。同姓同名の社員がいるほか、次のような表記差が生じるためです。

  • 姓と名の間の空白の有無
  • 全角・半角の違い
  • 旧字体と新字体
  • ミドルネームの有無
  • 結婚などによる改姓
  • 外国人氏名の表記順やカナ表記の違い

照合のために空白や文字種を揃える場合も、正式な氏名を上書きせず、照合用の項目を別に用意する方法があります。「正式表記」と「比較用に変換した表記」を分ければ、変換前の情報を保持したまま候補を抽出できます。

氏名が一致したデータは、社員ID、生年月日、入社日など、利用可能な別の情報も確認して判定します。確認に必要な情報が不足している場合は、推測で統合せず「要確認」として残しましょう。

再雇用・転籍・出向では人物IDと雇用記録IDを分ける

再雇用や転籍では、同じ人物に新しい社員IDが付与されることがあります。この場合、「同じ人物であること」と「同じ雇用記録であること」を分けて管理します。

例えば、人物を継続して識別するIDと、入社から退職までの雇用期間を識別するIDを分ける方法があります。旧社員IDと新社員IDの対応表を作れば、過去の評価や研修履歴を同じ人物に関連付けながら、雇用期間ごとの所属・契約情報も残せます。

出向や転籍についても、所属会社、雇用関係、在籍区分、適用期間を確認します。会社コードや社員IDが異なるという理由だけで別人と判断せず、同じ氏名という理由だけで統合しないことが重要です。

人事データを名寄せする6つの手順

人事データの名寄せは、次の順序で進めます。

  1. 対象データを棚卸ししてコピーを保存する
  2. 表記と形式を整えて照合用項目を作る
  3. 一致条件を決めて重複候補を抽出する
  4. 自動判定と人による確認を分ける
  5. 残す値・履歴・ID対応表を決めて統合する
  6. 件数・履歴・業務結果を検証する

1. 対象データを棚卸ししてコピーを保存する

最初に、人事、勤怠、給与、評価など、名寄せ対象となるデータを一覧にします。ファイル名だけでなく、管理部門、抽出日、基準日、対象者、1行の単位、更新頻度も確認してください。

原本は変更せず、作業用のコピーを作成します。作業途中に元のシステムが更新される場合は、抽出後に発生した変更をいつ、どのように反映するかも決めます。

個人データを含むファイルを端末や共有フォルダへ保存するときは、社内規程に従ってアクセス権限や保存場所を設定します。

2. 表記と形式を整えて照合用項目を作る

次に、レコード同士を比較できるよう、項目の形式を整えます。

  • 社員IDを文字列として扱い、先頭ゼロを保持する
  • 氏名の空白や文字種を確認する
  • 日付形式を揃える
  • 会社、所属、雇用区分をコードと対応付ける
  • 空欄、不明、該当なしを区別する

「00125」と「125」が同じ社員IDかどうかは、見た目だけでは判断できません。正式な採番ルールや正本を確認してから対応付けます。

変換前の値を削除せず、元の値と照合用の値を別々に残すことも大切です。変換ルールに誤りが見つかった場合に、元の情報へ戻って確認できます。

3. 一致条件を決めて重複候補を抽出する

照合キーを決めたら、どの条件を満たしたレコードを同一人物の候補とするか定めます。

例えば、次のように段階を分けます。

一致状況の例判定区分対応例
管理された社員IDと会社コードが一致一致候補IDの再利用や履歴区分を確認する
氏名、生年月日、入社日が一致し、社員IDだけ異なる要確認再雇用・転籍・採番変更を原資料で確認する
氏名は一致するが社員ID・生年月日が異なる非一致候補同姓同名の別人か確認する
社員IDは一致するが氏名が大きく異なる要確認入力誤り、ID再利用、別人への誤登録を確認する
氏名と所属だけが一致要確認補助情報を追加して判断する

この表は名寄せルールを検討するための例です。すべての企業に共通する判定基準ではありません。実際の条件は、自社の採番ルール、保有項目、データの正確性に合わせて決めてください。

4. 自動判定と人による確認を分ける

名寄せ候補は、「一致」「要確認」「非一致」などに分けます。根拠が明確な候補と、判断が分かれる候補を同じ方法で処理しないことが重要です。

自動的に処理する条件は、誤統合の可能性を十分に評価したうえで限定します。同姓同名、改姓、再雇用、出向、転籍、社員IDの再利用などは、原資料や担当者による確認が必要になりやすい項目です。

確認結果は、次のような項目とともに記録します。

  • 対象レコードのID
  • 判定結果
  • 一致・不一致と判断した根拠
  • 確認した資料
  • 確認者と承認者
  • 確認日
  • 未解決事項と対応期限

判断できない候補を無理に一致・不一致へ振り分ける必要はありません。未解決として残し、その状態ではどの業務に利用できないかを明確にします。

5. 残す値・履歴・ID対応表を決めて統合する

同一人物と判定した後は、どの情報を残すかを項目ごとに決めます。単純に「更新日が新しい値を残す」というルールでは、誤った情報を採用する可能性があります。

残す値を決める基準には、次のようなものがあります。

  • 正本として定めたシステムの値を残す
  • 承認済みの申請や発令記録に基づく値を残す
  • 現在値と履歴を分けて保持する
  • 空欄で既存値を上書きしない
  • 内容が異なる場合は自動統合せず確認する
  • 旧社員IDと新社員IDの対応関係を残す

所属、役職、雇用区分などは、基準日時点の現在値と過去の履歴を区別します。名寄せ先のレコードだけを残して旧IDを削除すると、過去の評価や勤怠情報との対応関係を追えなくなる場合があります。

統合処理を行う前に、関連するデータへの影響と、誤統合が判明した場合に元へ戻せるかも確認してください。

6. 件数・履歴・業務結果を検証する

名寄せ後は、処理が完了したかを件数だけで判断しません。データの形式、人物の対応関係、業務で使用した結果を確認します。

特に、行数と人数を分けて検証します。所属履歴や評価履歴を含むデータでは、1人に複数行が存在するため、行数は従業員数と一致しません。

完了前に次の項目を確認しましょう。

  • 対象会社、対象者、期間、基準日が揃っている
  • 1行が表す単位を定義している
  • 正本と照合キーを決めている
  • 自動判定と人による確認の条件を分けている
  • 同姓同名、改姓、再雇用、兼務を確認している
  • 統合前後の人数・行数の差を説明できる
  • 必要な所属・雇用・評価履歴が残っている
  • 旧IDと新IDの対応関係を確認できる
  • 未解決候補と利用上の制限を記録している
  • 主要な集計結果や連携処理を試している
  • 原本、判定記録、統合記録を所定の場所で管理している

例えば、人事管理システムへの移行が目的なら、名寄せ後のデータを小範囲で取り込み、従業員数、所属、履歴、関連情報とのひも付きを確認します。全件処理は、試行結果に問題がないことを確認してから実施します。

誤統合と情報欠落を防ぐ5つの注意点

1. 氏名の一致だけで同一人物と判断しない

氏名には同姓同名や改姓、表記揺れがあります。氏名が一致しても、社員IDや入社日などの補助項目を確認してください。氏名が異なる場合も、旧姓や入力誤りの可能性があるため、直ちに別人とは判断できません。

2. 複数行を一律に削除しない

複数行は、兼務、異動、再雇用、評価履歴などを表している場合があります。重複候補を見つけた段階では削除せず、1行の単位と適用期間を確認します。

3. 最新の値だけで上書きしない

現在の所属だけを残して過去の所属を上書きすると、異動履歴を確認できなくなります。現在値と履歴を分け、どの時点の情報か分かる状態で保持しましょう。

また、更新日時が新しくても、入力誤りや未承認の情報である可能性があります。正本や原資料を確認してから採用する値を決めます。

4. 原本と変換前の値を消さない

表記やIDを変換した後のデータだけを残すと、判定根拠を再確認できません。原本、変換前後の値、適用したルール、作業日を記録します。

誤統合が判明したときに復旧できるよう、利用するツールやシステムの仕様も事前に確認してください。

5. 名寄せ結果を他システムへ反映したか確認する

人事システムだけで名寄せしても、勤怠・給与・評価などの連携先に古いIDや重複データが残れば、不一致が再発します。

どのシステムを正本とするか、名寄せ結果をどの方向へ反映するか、過去データをどう扱うかを決めます。連携前後には、対象件数とエラー、関連データのひも付きを確認してください。

名寄せ後はマスターと更新経路を一本化する

名寄せは一度実施すれば終わる作業ではありません。新規入社、異動、再雇用、システム連携などによって、新しい重複や不一致が発生する可能性があります。

再発を防ぐため、名寄せ後は次のルールを整えます。

  • 従業員の人物IDと雇用記録IDの採番ルール
  • 従業員情報の正本となるシステム
  • 新規登録前に既存社員を確認する手順
  • 改姓や再雇用時の更新方法
  • 各システムへ反映する項目・方向・タイミング
  • 変更を申請・承認する手順
  • 重複や不一致を定期的に確認する担当者
  • 例外を記録し、ルールを見直す方法

再発防止には、どのシステムを従業員情報の正本とするかを決め、更新経路を整理することが必要です。管理方法の比較は、人事情報を一元管理する方法とは?Excel管理の課題とシステムの選び方をご覧ください。

また、名寄せ後も一意性、正確性、完全性などを定期的に点検します。点検項目や改善の進め方は、人事データの品質管理|点検項目と改善の5ステップで確認できます。

人事データの名寄せに関するよくある質問

人事データの名寄せとクレンジングは同じですか?

同じではありません。名寄せは、複数のレコードが同一人物を表すか判定し、対応付ける作業です。クレンジングは、表記揺れ、誤記、欠損、重複、不整合などを確認し、データを利用できる状態に整える広い作業を指します。

名寄せを正確に行うため、事前にクレンジングで照合項目の形式を整える場合があります。

社員番号が同じなら自動的に統合できますか?

社員番号が同じでも、自動的に統合できるとは限りません。会社ごとに同じ番号を使用している場合や、退職者の番号を再利用している場合があるためです。

社員番号の採番範囲、再利用の有無、再雇用時の扱いを確認し、必要に応じて会社コードや雇用期間なども照合してください。

氏名と生年月日が一致すれば同一人物と判断できますか?

同一人物の有力な候補にはなりますが、氏名と生年月日の一致だけで確定できるとは限りません。同姓同名や入力誤りの可能性もあるため、社員ID、入社日、過去の所属など、利用できる別の情報や原資料も確認します。

十分な根拠が得られない場合は、自動統合せず要確認として扱いましょう。

退職後に再入社した社員は同じレコードに統合しますか?

人物としては同一でも、雇用記録は分けて保持する方法があります。退職前後の社員ID、雇用期間、所属、契約条件などを残しながら、人物としての対応関係を管理します。

どの単位でレコードを保持するかは、自社の人事制度、利用目的、システム仕様に合わせて決めてください。

名寄せはExcelでもできますか?

対象範囲が限られており、照合条件や確認記録を管理できる場合は、Excelなどの表計算ソフトでも着手できます。

ただし、複数の情報源を繰り返し照合する場合や、候補数が多い場合は、処理の再現性、変更履歴、アクセス権限、誤統合時の復旧を管理できる方法を情報システム担当者と検討しましょう。ツールを使う場合も、同一人物かどうかの業務上の判断基準は自社で決める必要があります。

まとめ|まず照合キーと「統合しない条件」を決める

人事データの名寄せでは、同一人物であることと、複数行を1行に統合してよいことを分けて判断します。社員IDなどの識別子を軸に、会社コード、氏名、生年月日、入社日などを照合し、兼務、異動、再雇用といった必要な履歴を残しましょう。

最初から全データを統合せず、対象業務を一つ選び、照合キー、自動判定条件、人による確認条件、統合しない条件を決めて小範囲で試します。統合前後の人数・行数、履歴、集計結果を検証し、判定根拠とIDの対応関係を記録することが重要です。

名寄せ後の従業員情報を一元管理し、変更申請や履歴管理を含む運用を検討している方は、サイレコの機能紹介をご覧ください。自社で決めた管理項目、更新手順、権限要件と照らし合わせて検討できます。

お役立ち資料はこちら

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