人事マスタを正確にデータ連携するには、APIやCSVといった連携方式を選ぶ前に、「どのシステムを正本とするか」「従業員を識別するIDをどう統一するか」「どの項目を、いつ、どちら向きに更新するか」を決める必要があります。
連携の仕組みだけを導入しても、元データや更新ルールが整理されていなければ、誤った情報が複数のシステムへ広がるおそれがあります。
本記事では、人事マスタの基本から、API連携とCSV連携の違い、連携設計の進め方、よくある失敗と対策まで解説します。
人事マスタのデータ連携とは
人事マスタのデータ連携とは、従業員や組織に関する基礎情報を、給与計算、勤怠管理、労務手続き、人事評価などの関連システムへ受け渡し、システム間の情報を整合させることです。
人事マスタで管理する代表的な情報には、次のようなものがあります。
- 従業員ID
- 氏名
- 生年月日
- 入社日・退職日
- 雇用区分
- 在籍状態
- 所属部署
- 役職
- 勤務地
- 上司・承認者
- 給与計算や社会保険手続きに必要な情報
すべての情報を一つのシステムで管理するとは限りません。たとえば、所属や役職は人事管理システム、勤怠実績は勤怠管理システム、給与計算結果は給与計算システムが管理する場合があります。
そこで重要になるのが、項目ごとに「どのシステムの情報を正しいものとして扱うか」を決めることです。
正本となるシステムを項目ごとに決める
正本とは、同じ情報が複数の場所にある場合に、最終的に正しい情報として扱うデータやシステムを指します。「マスター」「信頼できる情報源」などと呼ばれることもあります。
正本は、必ずしも一つのシステムに統一する必要はありません。管理責任や業務の流れに応じて、項目ごとに異なるシステムを正本とすることもできます。
| データ項目 | 正本の例 | 更新する部門・担当者の例 |
|---|---|---|
| 氏名・住所 | 人事労務システム | 従業員本人、人事・労務担当者 |
| 所属・役職 | 人事管理システム | 人事担当者 |
| 勤怠実績 | 勤怠管理システム | 従業員、上長、労務担当者 |
| 給与計算結果 | 給与計算システム | 給与担当者 |
| 評価結果 | 人事評価システム | 評価者、人事担当者 |
正本が決まっていないと、一方のシステムで修正した情報が、次回の連携時に古い情報で上書きされる可能性があります。データ連携を始める前に、項目ごとの更新元と責任者を明確にしましょう。
人事マスタをデータ連携する目的
人事マスタを連携する主な目的は、二重入力や転記を減らし、複数のシステムで使う人事情報の整合性を保ちやすくすることです。
二重入力や転記作業を減らす
人事マスタと関連システムが連携されていない場合、入社、異動、昇格、休職、退職などのたびに、複数のシステムへ同じ情報を入力する必要があります。
手作業による入力先が増えるほど、人事担当者の負担が大きくなるだけでなく、入力漏れや転記ミスも起こりやすくなります。データ連携によって、正本で確定した情報をほかのシステムへ渡せれば、重複作業を減らせます。
システム間のデータ不一致を防ぎやすくする
同じ従業員について、システムごとに所属部署や役職、在籍状態が異なると、給与計算、勤怠承認、評価、社内アカウント管理などの業務に影響します。
データ連携は、正本で更新した内容を一定のルールで反映し、情報の不一致を防ぐために役立ちます。
ただし、データを連携しただけで情報が自動的に正確になるわけではありません。元データに誤りがあれば、その誤りも連携先へ伝わります。入力、承認、修正、照合まで含めた運用ルールが必要です。
入社・異動・退職時の情報更新を進めやすくする
人事情報の変更は、複数の業務に影響します。
たとえば、人事異動が発生した場合は、所属情報だけでなく、勤怠の承認者、評価者、ワークフローの承認経路、システムの利用権限などを変更することがあります。
どの変更をどのシステムへ連携するか整理しておけば、変更漏れを確認しやすくなります。
人事マスタの主なデータ連携方式
人事マスタの代表的な連携方式には、CSV連携、API連携、iPaaS・ETLなどを使った連携があります。
どの方式が適しているかは、更新頻度、反映までに許容できる時間、データ件数、社内の運用体制、導入・保守にかけられる費用によって異なります。
| 比較項目 | CSV連携 | API連携 | iPaaS・ETLによる連携 |
| 基本的な仕組み | ファイルを出力し、連携先へ取り込む | システム間でデータを直接受け渡す | 中継サービスで取得・変換・送信する |
| 即時性 | 手動運用では低い | 比較的高くしやすい | 設定した実行間隔による |
| 自動化 | 手動またはバッチ処理 | 自動化しやすい | 自動化しやすい |
| 導入のしやすさ | 比較的取り組みやすい | API仕様や開発環境の確認が必要 | 対応サービスや設定方法の確認が必要 |
| データ変換 | 表計算ソフトや処理ツールで行うことがある | プログラム側で対応することがある | 中継サービスで設定できる場合がある |
| 運用上の注意 | ファイル加工、実行忘れ、取込結果の確認 | 認証、実行制限、仕様変更、障害監視 | 中継部分を含む監視、契約、障害対応 |
| 向いているケース | 更新頻度が低く、担当者が確認して取り込みたい | 高頻度で定型的に反映したい | 複数システム間で形式変換や処理分岐が必要 |
CSV連携
CSV連携は、連携元から従業員情報などをCSVファイルで出力し、必要に応じて加工したうえで連携先へ取り込む方法です。
専用開発をせずに利用できる製品もあり、月次や人事異動時など、一定のタイミングでまとめて情報を更新する運用に向いています。
一方、手動で運用する場合は、次の作業が発生します。
- CSVファイルの出力
- 項目名や並び順の調整
- コードや日付形式の変換
- 連携先への取り込み
- エラー内容の確認
- 取込後の件数・内容の照合
- 連携ファイルの安全な保管や削除
CSVに対応していても、そのまま取り込めるとは限りません。文字コード、日付形式、必須項目、全件更新か差分更新かなどを確認する必要があります。
API連携
API連携は、システムが公開する接続方法を利用し、システム間でデータを受け渡す方法です。人によるファイル出力や取り込みを介さず、定期的または一定の処理をきっかけに連携できる場合があります。
更新頻度が高い場合や、入社・異動・退職の情報を短い間隔で反映したい場合に検討しやすい方式です。
ただし、「APIに対応している」という情報だけでは、自社の連携要件を実現できるか判断できません。少なくとも次の点を確認しましょう。
- 取得・更新できるデータ項目
- データを送る方向と受け取る方向
- 新規登録・更新・削除の対応範囲
- 実行できる回数やデータ件数の上限
- 認証方式と権限設定
- エラー時の応答内容
- 利用料金やオプション契約の有無
- API仕様変更時の通知方法
- 開発・保守を担当する部門や委託先
API連携は自動化しやすい一方、開発して終わりではありません。仕様変更や認証情報の更新、障害監視、再実行などを継続的に管理する必要があります。
iPaaS・ETLなどを使った連携
複数のシステム間でデータ形式を変換したり、条件によって処理を分けたりする場合は、iPaaSやETLなどの連携基盤を使う方法もあります。
個別に連携プログラムを開発する範囲を減らせる場合がありますが、連携基盤そのものの利用料や運用管理が必要です。人事システムと連携基盤の両方が、利用中の製品や必要な処理に対応しているか確認しましょう。
連携経路が増えるほど、障害発生時に確認すべき範囲も広がります。どこでエラーが発生したかを追跡できるログや監視方法も必要です。
API連携とCSV連携はどちらを選ぶべきか
API連携とCSV連携のどちらが適しているかは、自動化の度合いだけで判断しないことが大切です。
次の条件に多く該当する場合は、CSV連携を検討しやすいでしょう。
- 月次や人事異動時の一括更新で間に合う
- 連携前に担当者が内容を確認したい
- 連携件数や対象システムが多くない
- APIの開発・保守体制を用意しにくい
- 利用製品が必要なCSV入出力に対応している
一方、次の条件に多く該当する場合は、API連携を検討する余地があります。
- 入退社や異動情報を高い頻度で反映したい
- 手動によるファイル加工や取り込みを減らしたい
- 連携件数や更新回数が多い
- システム間の定型処理を自動化したい
- APIの開発・監視・保守を担当できる
- 利用製品のAPIが必要な項目と処理に対応している
API連携が常にCSV連携より優れているわけではありません。自動化によって削減できる作業と、開発・保守・監視に必要な負担を比較して選びます。
人事マスタをデータ連携する7つの手順
データ連携は、次の順番で進めると要件の抜けや認識違いを防ぎやすくなります。
1.利用中のシステムとデータ保有先を棚卸しする
最初に、人事情報を保有しているシステム、ファイル、紙の台帳を洗い出します。
システム名だけでなく、次の情報まで記録しましょう。
- 管理しているデータ
- 利用目的
- 管理部門
- 更新担当者
- 更新のきっかけ
- 更新頻度
- 利用者
- データの出力・入力方法
同じ情報が複数の場所にある場合は、内容と更新時期が一致しているか確認します。
2.項目ごとに正本と更新責任者を決める
棚卸しした情報について、どのデータを正本とするか決めます。
このとき、「人事管理システムを正本にする」と大きく決めるだけでは不十分です。氏名、住所、所属、役職、雇用区分、勤怠、給与、評価など、項目単位で整理します。
あわせて、誰が入力し、誰が承認し、誤りが見つかったときに誰が修正するかを決めます。
3.共通の従業員IDと組織コードを定義する
複数システムのデータを同一人物として照合するには、原則として一意の従業員IDが必要です。
氏名やメールアドレスは、改姓、同姓同名、アドレス変更などが起こり得るため、照合キーには適していません。
従業員IDを決める際は、次のケースも確認します。
- 退職後に再雇用した場合
- 社員番号を変更した場合
- 同一人物が複数の雇用契約を持つ場合
- 出向者や受入出向者を管理する場合
- グループ会社間で異動する場合
- 兼務者が複数の所属を持つ場合
組織についても、部署名だけではなく、重複しない組織コードを設定しておくと照合しやすくなります。
4.連携項目・方向・タイミングを整理する
連携する項目ごとに、連携元、連携先、方向、実行タイミングを決めます。
連携要件表には、少なくとも次の項目を記載します。
| 項目 | 記載内容 |
| データ項目 | 従業員ID、所属、役職など |
| 正本 | 最終的に正しい情報として扱うシステム |
| 連携元・連携先 | どこからどこへ渡すか |
| データ形式 | 文字、数値、日付、コードなど |
| 必須・任意 | 空欄を許可するか |
| 変換ルール | 組織コードや雇用区分の対応関係 |
| 更新方向 | 一方向か双方向か |
| 更新方式 | 全件か差分か |
| 更新タイミング | 即時、日次、月次、発令日など |
| 無効化条件 | 休職・退職時にどう扱うか |
| エラー対応 | 確認者、修正者、再実行方法 |
必要以上の情報を連携すると、設計や権限管理が複雑になります。連携先の業務で本当に必要な項目に絞りましょう。
5.連携方式と製品仕様を確認する
要件が整理できたら、API、CSV、iPaaSなどから連携方式を選びます。
製品選定やベンダーへの問い合わせでは、単に「連携できますか」と聞くのではなく、次のように具体的に確認することが重要です。
- どの項目を連携できるか
- 新規登録、変更、削除・無効化のどこまで対応するか
- 一方向連携か双方向連携か
- 更新頻度はどの程度か
- APIやCSVの利用に追加料金がかかるか
- 標準機能かオプションか
- データ形式の変換が必要か
- エラー通知と再実行はどのように行うか
- 導入時と運用開始後にどのような支援を受けられるか
公開ページに記載のない仕様は、推測せず、ベンダーへ確認しましょう。
6.正常系と例外系をテストする
本番の従業員データを一括連携する前に、テスト環境または限定したデータで動作を確認します。
正常に登録できるケースだけでなく、次のような例外もテストします。
- 従業員IDが重複している
- 必須項目が空欄になっている
- 文字数の上限を超えている
- 存在しない組織コードが含まれている
- 同じ従業員を二重に登録しようとしている
- 未来日付の人事異動が登録されている
- 過去日に遡って情報を修正する
- 兼務や出向など複数所属がある
- 退職者が再雇用される
- 連携途中で通信や処理が停止する
テスト時には、可能な限り実際の個人データをそのまま使用しないようにします。個人情報保護委員会も、情報システムの動作確認では個人データの利用を禁止する、または必要最小限にする方法を例示しています。個人情報保護委員会FAQ
7.本稼働後の監視と修正ルールを決める
データ連携は、稼働開始後も継続的な管理が必要です。
次の項目を運用手順として決めておきましょう。
- 成功件数とエラー件数の確認方法
- エラー通知を受け取る担当者
- 元データを修正する担当者
- 再実行の手順
- 連携前後の件数を照合する方法
- 障害時の連絡先と切り分け方法
- APIやCSV仕様が変更された場合の対応
- 担当者の異動・退職時の引き継ぎ
- 定期的な権限の見直し
連携処理が正常終了していても、内容が正しいとは限りません。定期的に正本と連携先の件数や主要項目を照合することが大切です。
人事マスタのデータ連携でよくある失敗
氏名やメールアドレスを照合キーにする
氏名は改姓や同姓同名、表記揺れがあり、メールアドレスは異動やドメイン変更などで変わる可能性があります。
照合には、原則として変更されない一意の従業員IDを使います。社員番号を再利用している場合は、過去の従業員と重複しない仕組みも必要です。
双方向連携にして更新元が分からなくなる
同じ項目を複数のシステムから更新できるようにすると、どちらの情報が優先されるのか分からなくなることがあります。
必要性が明確でない限り、項目ごとの正本から連携先へ送る一方向の流れを基本に検討します。双方向連携が必要な場合は、更新の優先順位や競合時の処理を定めましょう。
発令日・登録日・連携日を区別していない
人事異動では、システムへ登録した日、異動が承認された日、実際に発令される日、連携処理を行った日が異なる場合があります。
これらを区別していないと、異動前に所属が変更されたり、発令日を過ぎても旧所属のままになったりします。未来日付の情報を保持できるか、指定日に反映できるかも確認が必要です。
兼務・出向・再雇用を想定していない
一人の従業員に一つの所属と一つの雇用関係しかない前提で設計すると、兼務や出向、再雇用の際に情報を正しく連携できないことがあります。
主所属と副所属をどう扱うか、複数の役職や上司を連携できるか、再雇用時に過去の履歴とどう関連付けるかを事前に決めましょう。
退職者データを単純に削除する
退職時に必要なのは、必ずしもデータの物理的な削除ではありません。利用停止、在籍状態の変更、閲覧権限の制限などで対応する場合もあります。
保存が必要な記録や利用目的、社内規程、関連法令を確認し、削除・無効化・履歴保持を使い分けます。
API連携なら運用が不要だと考える
API連携を自動化しても、認証情報の期限切れ、仕様変更、通信障害、データ不備などは起こり得ます。
監視、エラー通知、修正、再実行、仕様変更への対応を担当する人を決めておかなければ、障害が長期間見逃される可能性があります。
人事データ連携で確認したい安全管理
人事マスタには、従業員の個人データが含まれます。個人情報取扱事業者には、取り扱う個人データの漏えい、滅失、毀損を防ぐため、必要かつ適切な安全管理措置を講じることが求められます。
必要な措置は、企業の規模や事業の性質、取り扱うデータの性質・量などに応じて判断します。個人情報保護委員会「個人情報保護法ガイドライン(通則編)」
データ連携では、次の点を確認しましょう。
- 連携項目を業務上必要な範囲に限定する
- APIや管理画面に最小限の権限を付与する
- 通信経路や連携ファイルを適切に保護する
- CSVファイルの保存場所と削除手順を決める
- 認証情報をソースコードや共有ファイルへ直接記録しない
- 誰がいつ連携・修正したかを確認できるようにする
- テストにはダミーデータまたは必要最小限のデータを使う
- 委託先の役割、責任範囲、再委託条件を確認する
- 担当者の異動や退職時に権限を見直す
- システム変更時に安全性が損なわれていないか検証する
システムにセキュリティ機能があるだけで、自社に必要な安全管理がすべて完了するわけではありません。技術的な対策に加え、組織的・人的・物理的な管理も含めて検討する必要があります。
人事管理システム選定時に確認すべき連携項目
人事管理システムを選ぶ際は、機能数だけでなく、既存システムとどのように連携できるか確認します。
ベンダーへの確認項目は次のとおりです。
- API、CSVなど、どの方式に対応しているか
- 必要な項目を入力・出力できるか
- 全件連携と差分連携のどちらに対応しているか
- 未来日付や過去日への遡及変更を扱えるか
- 兼務、出向、休職、再雇用を表現できるか
- 組織コードや雇用区分を変換できるか
- エラーの内容を確認できるか
- 処理の再実行や取り消しができるか
- 操作・連携の記録を確認できるか
- 権限を細かく設定できるか
- 連携機能が標準かオプションか
- 初期設定、データ移行、テストの支援があるか
- 仕様変更時にどのような案内があるか
- 解約時にデータをどの形式で出力できるか
導入候補のシステムが決まったら、自社の連携要件表を提示し、項目ごとに実現可否を確認すると認識違いを減らせます。
サイレコで人事情報の一元管理を支援
HRオートメーションシステム「サイレコ」は、組織人事の情報を蓄積し、経営情報としての活用を支援するクラウド型人事管理システムです。
従業員情報の管理項目をカスタマイズできるほか、複数のシステムで管理している情報をCSVファイルで一括登録できます。情報の一括入力、入力用テンプレートの保存、組織図、組織構成の履歴検索、申請承認管理なども提供されています。サイレコ機能紹介
セキュリティ面では、SSLによる暗号化通信やパスワードポリシー設定を提供し、ISMSクラウドセキュリティ認証(ISO/IEC 27017)を取得しています。接続元IPアドレス制限と二要素認証はオプションです。サイレコのセキュリティ
一方、APIを含む個別の連携方式、連携先、対象項目、更新方向、利用条件については、自社の要件を整理したうえで最新情報を確認する必要があります。
人事マスタのデータ連携に関するよくある質問
人事マスタはどのシステムに置くべきですか?
一つのシステム名だけで決めるのではなく、項目ごとの確定責任と更新業務を基準に正本を決めます。所属・役職は人事管理システム、勤怠実績は勤怠管理システムなど、項目によって正本を分けることもできます。
API連携とCSV連携はどちらがよいですか?
高い頻度で自動反映したい場合はAPI連携、担当者が確認しながら定期的に一括更新する場合はCSV連携が候補になります。ただし、対応項目、費用、保守体制まで比較して判断する必要があります。
従業員IDは氏名やメールアドレスで代用できますか?
氏名やメールアドレスは変更や重複が起こり得るため、原則として代用しません。変更されにくく、重複しない従業員IDを用意します。
データ連携すれば人事情報は自動的に正確になりますか?
データ連携だけでは正確になりません。元データの入力・承認・修正ルールと、連携後の照合、エラー処理、再実行の運用が必要です。
まとめ
人事マスタのデータ連携では、APIやCSVを先に選ぶのではなく、正本、共通ID、連携項目、更新方向、更新タイミング、エラー対応を整理することが重要です。
API連携は高頻度の自動処理に向きますが、開発、監視、保守が必要です。CSV連携は比較的始めやすい一方、ファイル加工、取り込み、照合などの運用負担があります。自動化の度合いだけでなく、自社の更新頻度や管理体制に合う方式を選びましょう。
人事情報の一元管理や既存システムとのデータ連携を検討している方は、サイレコの機能紹介をご確認ください。具体的な連携方式や対象項目については、利用中のシステムと希望する運用を整理したうえで、資料請求・お問い合わせから最新の対応状況をご確認いただけます。