月末に集中する担当者の負担を減らしたかった。
今回、トクラ運輸様にはHRオートメーションシステム「sai*reco」(以下、サイレコ)のWEB給与明細機能を導入いただきました。検討を始めた経緯について教えてください。
一番のきっかけは、経理担当者の負担を減らしたかったということです。当社には、運送事業と飲食事業がありますが、飲食店のほうは店舗が増えるにつれて従業員も増加傾向にありました。これまでどおり手作業で給与業務をつづけるには効率が悪くなってきており、月末に残業が増えるなど負担が増えていたのです。
決め手は営業担当者の信頼感とサイレコの使いやすさでした。
さまざまなツールの中からサイレコに決めた理由を教えてください。
およそ30社から資料を請求して、その中でサイレコの存在を知りました。ただ、当社の繁忙期などの都合により、すぐに本格的な検討開始とはならなかったのです。
そんな中でもアクティブ アンド カンパニーの担当者さんは定期的にご連絡をくださり、給与明細以外にも困りごとはないかなど親身に話を聞いてくださいました。一方的な営業ではなくて、こちらの状況を把握していただいたうえでお話ししてくださった点が印象的でした。
最終的な決め手は、サイレコのデモンストレーションを試してみて、とても使いやすいと感じたことです。当社が使っている給与管理システムとの連携もスムーズにでき、問題なく導入できる確信がもてたので導入を決めました。
スムーズに導入でき年間10万円の経費削減につながりました。
導入にあたって、特にこだわった点はありましたか。
当社の経理担当者にとって使いやすいことと、従業員にとって見やすい形であることです。担当者にとって負担になるような作業が発生しないよう、初期設定の段階で気を遣いました。
アクティブ アンド カンパニーさんは導入後のアフターサービスもしっかりされていて、サポートーセンターに電話が繋がらないとか、メールでしか対応してくれないとかではなく、電話で問い合わせればいつでも迅速に対応してくださったので、非常に助かりました。
WEB給与明細導入後、どのような変化や効果を感じていらっしゃいますか?
封入や郵送作業などにかかっていた時間・経費を削減できました。経費に関しては年間約10万円削減できる試算です。現在は、飲食事業部メインでの運用ですが、これまでの工数が削減できたおかげで運送のほうの経理作業に時間を費やすことができるようになり、現場からは「楽になった」という声もあがってきています。
飲食店のスタッフは若い世代が多いので、紙よりもスマートフォンで確認できるシステムのほうが使いやすいらしく、問題なく利用できています。紙での手渡しだと、持ち帰るのを忘れたり無くしたりといった問題がありましたが、そういったアナログな方法による弊害もなくなりました。
また、導入するときには従業員がQRコードを読み込むだけで設定画面にすすめるという導線もスムーズでした。とにかく問題なく導入できて良かったです。
WEB明細以外にはどのような使い方をされていますか。
サイレコのお知らせ機能も使っています。衛生検査に関するお知らせや新商品の案内、今月の目標など、共有事項をシェアするのに重宝しています。これまでは各店舗でつくっていたSNSグループに一つ一つ送信しなければなりませんでしたが、今はサイレコを更新するだけで情報共有が済み、これも工数削減になりました。
従業員の情報を一元管理し、さらなる効率化を目指していく。
今後、サイレコをどのように活用していきたいとお考えでしょうか。
今は第一ステップとして飲食事業部のみで使っていますが、ゆくゆくは運送事業のほうでもサイレコを活用していきたいと考えています。また給与明細に限らず、従業員の入退社情報や雇用契約書の更新など「人」に紐づく情報を一元管理することで、人事担当者の負担を減らし、作業効率をさらに上げていくことが目標です。
会社としては、これから運営する飲食店をさらに拡大していきたいと考えています。従業員も増えていきますので、システムをうまく使ってさらに効率化を図り、従業員にとっても働きやすい環境を整えていきたいです。